「契約したのに連絡が来ない」「納車予定日を過ぎても車が届かない」
カートルズ(cartles)で車を購入し、このような不安を抱えて検索されたのではないでしょうか?
結論から申し上げますと、カートルズのような自社ローン専門店の場合、納車までは平均2週間〜1ヶ月程度かかるのが一般的です。
これは、一般的な中古車販売店よりも「審査」や「整備(GPS設置など)」に多くの工程を要するためであり、決して「放置」や「詐欺」ではありません。
この記事では、中古車業界に10年以上身を置く筆者が、自動車公正取引協議会などのガイドラインも踏まえつつ、現場の裏側から「なぜ時間がかかるのか」と「納車を早めるための正しい対処法」を解説します。
【結論】納車までは「平均2週間〜1ヶ月」。ただし「連絡頻度」には波がある
まず、最も気になる「いつ車が来るのか」という目安について、業界の標準的なタイムラインを提示します。
Amazonのような即日配送に慣れていると「遅すぎる」と感じるかもしれませんが、中古車、特に自社ローンの場合は以下の期間が「適正なリードタイム」となります。
| 状況 | 納車までの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 在庫あり・近隣 | 約2週間 | 書類が揃ってからの最短期間 |
| 遠方(陸送あり) | 約3週間〜1ヶ月 | 陸送業者の手配・中継を含む |
| 整備箇所が多い | 約1ヶ月〜 | 部品取り寄せ・GPS設置工事など |
なぜ一般店より「遅い」と感じるのか?
通常、現金一括や一般的なオートローンで購入した場合、早ければ1週間〜10日で納車されることもあります。それに比べると、カートルズは確かに時間がかかります。
しかし、これには明確な理由があります。
自社ローン専門店では、通常の納車整備に加え、「独自の審査プロセス」や「遠隔制御デバイス(GPS)の取り付け」といった特殊な工程が必須となるからです。
- 上段(一般店):契約 → 書類回収 → 整備 → 納車(計10日)
- 下段(カートルズ):契約 → 独自審査・保証人確認 → 書類回収 → 整備+GPS設置 → 陸送手配 → 納車(計3週間)
「連絡がない」=「順調に進んでいる」証拠
多くのユーザーが不安になるのは、「車は動いているが、担当者からの連絡が途絶える期間」があるからです。
- 審査・保証会社との調整中
(数日) - 整備工場での作業中
(数日〜1週間) - 陸送業者への引き渡し待ち
(数日)
この期間、担当者は「待ち」の状態になるため、お客様への連絡頻度は下がります。
業界の常識として、「本当に審査に落ちた場合やトラブルがあった場合は、即座に連絡が来る」ものです。
つまり、連絡がない期間は「水面下で手続きが順調に進んでいる」と捉えて問題ありません。過度な不安は不要です。
なぜこれほど時間がかかる?カートルズ特有の「3つの待ち時間」
「連絡がないのは順調な証拠」と言われても、やはり不安は残るものです。
そこで、業界の裏側から「なぜカートルズ(自社ローン)は一般店より時間がかかるのか」、その具体的な理由を3つ解説します。
これを知れば、「遅い=放置」ではなく、「遅い=審査を通すために頑張ってくれている」というポジティブな側面に気づけるはずです。
1. 【審査】「通すため」の調整時間
一般的なオートローン(信販会社)の審査は、AIによる自動判定で数分〜数時間で結果が出ます。
しかし、カートルズのような自社ローン専門店では、「人」によるアナログな審査が行われます。
- 保証会社との交渉
過去に金融事故がある方でも通せるよう、保証会社と条件面のすり合わせを行う時間。 - 在籍確認のタイミング調整
職場への電話連絡など、お客様の都合に合わせた慎重な確認作業。 - 連帯保証人の確認
保証人様への意思確認や書類のやり取り。
これらはすべて手作業であり、担当者が「なんとか審査を通そう」と奔走している時間です。
もし即座に「否決(審査落ち)」の連絡が来ていないなら、それは「可決(審査通過)に向けて調整中」である可能性が高いのです。
2. 【整備】「GPS設置」と「納車前点検」のダブル工数
自社ローンで購入する車両には、多くの場合「遠隔制御デバイス(GPS等)」の取り付けが必須となります。
これは、万が一支払いが滞った際にエンジンを遠隔で停止させるための装置ですが、この取り付けには専門的な知識と時間が必要です。
- 通常の納車整備
オイル交換、消耗品のチェックなど(数日) - GPSデバイスの設置
配線加工、動作確認、通信テスト(+数日)
この工程を急かすと、配線ミスによるトラブルや、納車後にエンジンがかからないといった不具合に直結します。
プロの視点から言えば、ここは「時間をかけてでも確実に作業してもらうべき工程」です。
- 通常の整備(オイル交換など)
- GPS設置(配線・通信テスト)
+2〜3日
3. 【物流】全国対応ゆえの「陸送タイムラグ」
カートルズは「LINE完結・全国対応」が強みですが、これは裏を返せば「遠くの車を買っている」ということです。
近所の販売店なら自分で取りに行けますが、遠方の場合は陸送業者(キャリアカー)による輸送が必須となります。
- 陸送業者の手配待ち
繁忙期(特に3月など)は、トラックの空きがなく1週間以上待たされることもあります。 - 中継地点(ヤード)での待機
地方へ運ぶ際、一度中継地点を経由するため、車は動いていても手元に届くまで時間がかかります。
車自体は完成していても、「物流の都合」で物理的に動かせない期間が発生することを理解しておきましょう。
LINEの返信が遅い・来ない時の「プロ直伝」対処法
「連絡がないのは順調な証拠」と分かっていても、やはり不安は募ります。
特にカートルズはLINEでのやり取りがメインとなるため、「既読スルー」や「返信が遅い」ことにストレスを感じる方も多いでしょう。
そこで、業界歴10年の筆者が、「担当者を動かす効果的なLINEの送り方」を伝授します。
ただ待つのではなく、賢くアクションを起こすことで、納車までの期間を短縮できる可能性があります。
NGなLINE(やってはいけない)
まず、絶対に避けるべきなのが、「感情的な短文連投」です。
- 「まだですか?」
- 「おーい」
- 「既読無視しないでください」
このようなメッセージを送ると、担当者は「クレーマー予備軍」と判断し、心理的なハードルが上がってしまいます。
結果として、「面倒だから後回しにしよう」という最悪の事態を招きかねません。
OKなLINE(効果的な催促)
逆に、担当者が「このお客様は詳しい」「早く返信しなきゃ」と感じるメッセージがあります。
それは、「具体的かつ協力的」な内容です。
【例文:進捗確認のLINE】
「お世話になっております。〇〇です。
必要書類(車庫証明など)の準備を進めたいのですが、現在のステータス(審査・整備・陸送)を教えていただけますか?
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。」
このように、「自分も動く準備がある」という姿勢を見せることで、担当者は優先順位を上げて対応せざるを得なくなります。
また、「審査・整備・陸送」という具体的な言葉を使うことで、「業界の事情を理解している」と思わせる効果もあります。
- 左側(NG):短文連投の吹き出し(怒りマーク付き)
- 右側(OK):丁寧な長文の吹き出し(笑顔マーク付き)
- 下に「担当者の心理」
「後回しにしたい…」vs「優先対応しなきゃ!」のコメントを追加。
電話の活用ライン
もし、上記のLINEを送っても「既読スルーで2日以上経過」した場合は、遠慮なく店舗へ電話して構いません。
ただし、怒鳴ったりせず、あくまで事務的に「LINEを送ったのですが、確認していただけましたか?」と伝えるのがポイントです。
電話口で担当者が不在でも、伝言を残すことで「連絡待ちのお客様」として認識され、対応が早まるケースが多いです。
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