「軽貨物で生活していくのは難しいの？」
「毎日長時間配達しているのに、思うように収入が増えない」
軽貨物で生活できない原因の多くは、配達員本人による問題です。
しかし、運送会社の荷物単価やロイヤリティなども大きく影響し、場合によっては同じ配達個数をこなしているにもかかわらず、売上に10万円近くの差が生まれることもあります。（荷物単価の差額30円×配達個数150個×月の出勤日数22日＝99,000円）
この記事では、たった3か月で月収40万円を達成した現役配達員が、軽貨物で生活できない人の原因と生活できるようになるための方法について解説します。
いま軽貨物をやっていて、報酬や労働時間、待遇に違和感がある方は、早いうちに辞めましょう。
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軽貨物で生活できない原因とは？
軽貨物の仕事は、基本的に誰でもそれなりにこなせるようになる類の仕事です。
しかし、慣れるまでの期間やスキルの習得には個人差があり、すぐにコツを掴んで稼げるようになる人がいる一方で、いつまで経っても稼げるようにならない人もいます。
また、ドライバー本人のスキルは申し分なくても、本人にはどうしようもないことが原因で稼げないケースもあります。
ここでは、軽貨物で生活できない原因について解説します。
配達個数が少ない
生活できない原因のひとつとして考えられるのは、配達個数が極端に少ない場合です。
委託ドライバーの報酬体系は歩合制であることがほとんどで、荷物をたくさん配れば配るほど稼げます。
荷物単価や配達個数によっては、1日で50,000円以上稼ぐドライバーもいます。
逆に、荷物量が少ない場合や、荷物量はあっても配達スピードが遅く、1日に少ししか配れない場合などは十分に報酬を得られません。
場合によっては、時給換算すると最低賃金を割ってしまうこともあるでしょう。
対策としては、荷物量が不十分であるならば同じセンター内で荷物量の多いコースに変えてもらう、ほかのセンターに移る、条件のよい委託会社に乗り換えるなどの方法が有効です。
悪質な委託会社を選んでしまった、または悪質でなくても条件が悪い
悪質な委託会社や条件の悪い案件を選んでしまったために、生活できるほどの収入が得られないというケースもあります。
悪質な委託会社や条件の悪い案件とは、以下のような会社や条件のことをいいます。
- 相場よりも荷物単価が安い、ロイヤリティが高い
- 余計な経費が引かれている
それぞれ解説します。
相場よりも荷物単価が安い、ロイヤリティが高い
委託会社の多くは、ドライバーに仕事を斡旋する代わりに、毎月ロイヤリティとして報酬からそのうちの何割かを回収しています。
ロイヤリティの相場は10〜15%程度ですが、それよりもはるかに高い場合は要注意です。
その分荷物単価が高く設定されていればよいですが、高いロイヤリティが取られているにもかかわらず荷物単価が低い場合は良質な委託業者とはいえないでしょう。
また、荷物単価に関しては150〜200円程度が相場です。
ロイヤリティ、荷物単価ともに相場から大きく外れる場合は、委託会社を移ることも視野に入れたほうがよいかもしれません。
余計な経費が引かれている
余分な経費がかかっているせいで収入が少ない可能性もあります。
たとえば、心当たりのない項目で経費が引かれている場合や、車両リース料が異様に高額な場合なども疑ってかかるべきケースです。
悪質な委託会社の中には、架空の項目でよくわからない経費を引いてくるところや車両リース料をぼったくってくるところもあるため、毎日それなりの配達個数をこなしていてロイヤリティ、荷物単価ともに問題がないにもかかわらず手取りが少ない場合は、一度給料明細を確認することをおすすめします。
▶関連記事：【軽貨物の闇】やってはいけないと言われる理由【すぐ消す】
働き方に問題がある
軽貨物ドライバーと一口にいってもその働き方はさまざまで、働き方の選択によっては生活できるようになるまでに時間がかかる可能性があります。
たとえば、以下の働き方を選択した場合などが挙げられます。
- 未経験でアマゾンフレックスを始める
- はじめからフリーランスの軽貨物ドライバーとして活動する
それぞれ解説します。
未経験でアマゾンフレックスを始める
未経験からでも始められるからといって、突然アマゾンフレックス一本で生計を立てようとするのは危険です。
アマゾンフレックスは委託会社を介さずにAmazonと直接契約する働き方であり、委託ドライバーのように委託会社による研修やサポートを受けられないためです。
配達のイロハもわからない状態で突然アマゾンフレックスデビューしてしまうと、配達するうえでNGな行為すらわからず、思いがけずクレームをつけられる可能性や、荷物をさばききれずにパンクしてしまうおそれがあります。
アマゾンフレックスでは新規参入者を保護する「ナーサリー期間」が設けられており、期間中は荷物量が4割減になるほか、重大な規約違反がない限りアカウント停止にはなりませんが、結局は自力で配達スキルを身につけていかなければならないため、ナーサリー期間終了後にアカウント停止されてしまい、収入が途絶えてしまうおそれがあります。
▶関連記事：アマゾンフレックスの本音口コミ【個人事業主になった私のガチ評判レビュー】
はじめからフリーランスの軽貨物ドライバーとして活動する
開業後、突然フリーランスとして活動し始めるのはあまりおすすめできません。
配達の基本がわかっていない状態で、自分で仕事まで取らなければならないのはあまりにもハードルが高いためです。
フリーランスは特定の会社に所属せず、案件ごとに契約を結んで報酬を得ます。
営業がうまくいけば仕事を得られますが、仕事が取れなければ収入を得られないため、生活できるレベルまで持っていくには相当な努力や時間が必要でしょう。
また、フリーランスの場合は配達時に発生したトラブルや事故、クレームなどに対しても、すべて自分で対応しなければなりません。
フリーランスとして活動を始めたものの、結局生活できずに辞めざるを得なくなるケースも少なくありません。
配達自体に慣れるためにも、まずは委託ドライバーから始めたほうがよいでしょう。
効率を考えて配達していない
軽貨物だけで生活できていない人は効率を考えず、なんとなくで配達を行っているケースが多い傾向にあります。
以下のような配達の仕方をしている人は要注意です。
- 1日に何度も同じ配達先に行ってしまう
- 明らかに不在だとわかっている配達先に行ってしまう
それぞれ解説します。
1日に何度も同じ配達先に行ってしまう
生活できていない人がやりがちなのは、荷物が複数あることに気づかず、何度も同じ配達先に行ってしまうことです。
昼の2便、夕方の3便でセンターに到着する荷物については予測できないため、どうしても同じ日に2回以上配達しなければならないときもありますが、同じ配達先の荷物はできるだけまとめて配達するようにすると無駄がありません。
たとえば時間指定なしの荷物と夜間の指定になっている荷物がある場合は、時間指定なしの荷物も夜間指定の荷物と一緒に配達するようにします。
複数あるうちの1つだけに時間が指定されている場合は複数個口に気づきにくいため、荷物を積み込む際に、誰の荷物なのかという点も意識しながら積み込むとよいでしょう。
明らかに不在だとわかっている配達先に行ってしまう
配達に慣れていない人はできるだけ荷物を夜に残したくないという気持ちから、不在がわかっている配達先に行ってしまいがちな人も要注意です。
効率を考えて配達している人は、不在がわかっている配達先はあらかじめ飛ばして確実に在宅している時間を狙います。
夜しかいないとわかっている場合ははじめから夜間の配達に回し、できるだけ不在を出さないように回ると、不在票を切る時間を省け、再配達依頼に振り回されることもありません。
積極的に荷物を取ろうとする気持ちがない
軽貨物だけで生活できている人は積極的に荷物を取り、少しでも荷物量を増やす工夫をしています。
荷物を増やす方法として挙げられるのは、自分と同じコースを回っている委託先の社員に荷物をもらうことや、荷物量が多くてパンクした委託仲間のサポートなどです。
たくさん稼いでいるドライバーの中には、委託先の社員と良好な関係を築き、大型小口のおいしい荷物を定期的にもらっている人もいます。
たくさん稼ぎたいのであれば、荷物を1個でも多く配ろうという姿勢が大切です。
お金の管理ができていない
軽貨物だけで生活できているかどうかは、お金の管理がしっかりできているかどうかも関係します。
なぜなら軽貨物ドライバーの中には、単純にお金の管理ができていない人が一定数いるためです。
収入が多いからこそ金遣いが荒く、毎月報酬の半分以上を前払いし続けている人や金銭トラブルを抱えている人、ギャンブル漬けの人などさまざまです。
いくら配達スキルがあって収入が多くても、お金の管理ができない人は生活できません。
そもそも向いていない
軽貨物ドライバーとして頑張っているもののなかなか生活できるようにならないという場合は、そもそも向いていない可能性があります。
軽貨物の仕事は、作業内容的には普通運転免許さえあれば誰でもできる仕事ですが、人によって向き不向きがあるためです。
向いていない場合は収入が伸びにくいため、生活できるほど稼げるようになるのは困難です。
向いていない人の特徴は以下のとおりです。
- マイペースすぎる
- 臨機応変に対応できない
- 極端に体力がない
- 方向音痴
それぞれ解説します。
マイペースすぎる
軽貨物の仕事において、時間厳守は絶対です。
時間指定の荷物は時間通りに配達しなければなりません。
また、基本的にその日センターに到着した荷物は翌日以降の指定のものを除いてすべてその日のうちに配達する必要があるため、荷物量によっては1日中時間に追われながら配達しなければならないこともあります。
1日で確実にさばききるために、できるだけ時間のロスを少なくする工夫も重要です。
臨機応変に対応できない
状況に応じた臨機応変な対応が苦手な人には、配達自体が向いていない可能性があります。
業務中は、たとえば以下のようなことが起こります。
- 顧客の要望により、途中で回り方を大きく変更しなければならなくなった
- ポスト投函の荷物がポストに入らない
- 宅配ボックス指定になっているのに宅配ボックスが見当たらない
- 玄関前の置き配指定になっているが、雨などで置ける状態ではない
- 時間指定に間に合わない
- 持ち出しはかかっているのに、どれだけ探しても荷物が見つからない
- 誤配をしてしまった
- 荷物を破損させてしまった
事柄にもよりますが、自分で正しい判断をしたり顧客に架電して指示を仰いだり、場合によっては謝罪しなければならない事案も出てきます。
そのため、その都度臨機応変な対応が求められます。
極端に体力がない
極端に体力がない場合も向いているとはいえないでしょう。
なぜなら、配達は体力勝負であるためです。
当たり前のように12時間以上の長時間労働になるうえ、1日走り回らなければなりません。
エレベーターのないアパートや市営住宅などの上階まで、重い荷物を運ばなければならないことも日常茶飯事です。
数件であればそれほど負担にならないかもしれませんが、1日に100軒も200軒もこなしていると体に大きな負荷がかかります。
方向音痴
方向感覚に自信がない人でも、地図や配達アプリを用いて配達ができるレベルであれば問題ありません。
しかし、地図や配達アプリを用いても配達できない人や方角がまったくわからない人、自分の家の近所でも迷うような人は、満足に配達できるようになるまで通常よりも多くの時間がかかります。
慣れればある程度配れるようになる可能性はありますが、エリアが変わればまた振り出しに戻ってしまうため、軽貨物ドライバーとしてやっていくためには相当な努力が必要でしょう。
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どうすれば軽貨物で生活できるようになる？軽貨物で生活していくためのコツ
軽貨物で生活できるようになるためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
ここでは、軽貨物で生活していくためのコツを紹介します。
しばらく収入がなくても生活していける資金と基本的な知識を備えておく
軽貨物で生活していくためには、収入がなくてもしばらく生活していける資金を準備しておく必要があります。
ほとんどの人がはじめは思うように配れず、予想していた収入にまったく届かない場合があるためです。
また、委託会社によっては給料日が2か月後である場合など、すぐに収入につながらないケースもあるため、それらを見越して最低でも2〜3か月間収入がなくても生活していけるだけの資金を用意するとよいでしょう。
そのほか、実際に軽貨物ドライバーとして働き始める前に下調べをしておき、配達に関する予備知識を得ておくことも重要です。
稼げる委託会社を選ぶ
どの委託会社と契約を結ぶかは非常に重要な問題です。
荷物単価やロイヤリティ、車両リース料などは委託会社によって異なり、悪質な委託会社と契約してしまうと、どれだけたくさん配れる人でもまったく稼げない可能性があるためです。
委託会社を選ぶ際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 売上保証がある
- 荷物単価が高い
- ロイヤリティが安い、または上限がある
- 信用できる
それぞれ見ていきましょう。
売上保証がある
委託会社の中には、一定の金額を保証してくれる会社もあります。
1日最低1万円などの売上保証がある委託会社を選べば、はじめからたくさん配れなくても最低限の売上は確保できます。
焦らずじっくり配達スキルを習得できるでしょう。
荷物単価が高い
わかりやすく稼げるのは、荷物単価が高い委託会社です。
ただし、荷物単価が高くてもロイヤリティが高い場合は手取りが少なくなるため、本当に稼げるかどうかは荷物単価だけでは判断できません。
ほかの要素も含めて総合的に判断する必要があります。
ロイヤリティが安い、または上限がある
ロイヤリティが安い委託会社や、ロイヤリティに上限が設けられている委託会社を選ぶのもよいでしょう。
ただし、ロイヤリティが安くても、その分荷物単価も安ければ稼ぎにくいため、ロイヤリティだけを見て判断するのは危険です。
中にはロイヤリティ０を謳っていても、代わりに別の不透明な経費が引かれているケースもあります。
信用できる
シンプルに信用できるかどうかも重要です。
明らかにドライバーを大事にしていない会社や、会社の利益しか考えていないのが透けて見えるような会社はやめておいたほうがよいでしょう。
配達スキルを上げる
軽貨物で生活していくためには、配達スキルの向上が必須です。
多くの委託会社が歩合制を取り入れており、どれだけ荷物を配達できるかがそのまま収入に直結するためです。
配達スキルを上げるためには、まずは配達に慣れ、慣れてきたら効率を意識して回るようにしましょう。
また、できるだけ荷物探しに時間をかけずに済むよう、荷物は荷室の中でエリア別に分け、荷物のサイズや形状、名前などを記憶しながら荷物を積み込むことをおすすめします。
そして常に試行錯誤を繰り返すことが大切です。
思うように配達できなかったら、何が問題なのかを自分なりに考え、その都度改善していきましょう。
手取りを増やす
収入自体を増やす努力も大切ですが、経費を押さえて手取りを増やす工夫も重要です。
軽貨物の仕事をするうえでかかる主な経費のうち、削減しやすい経費はガソリン代や高速道路料金、任意保険の保険料などです。
ガソリン代
ガソリン代は、ガソリンカードを利用して給油すると現金での給油よりも安くなります。
よく行くガソリンスタンドの会員になるのもおすすめです。
わずかな差かもしれませんが、軽貨物の仕事を本業としている場合は頻繁にガソリンを給油しなければならないため、長期的に考えるとガソリン代はあなどれません。
高速道路料金
長距離案件をよく受ける人の場合は、すべて高速道路を利用するのではなくうまく下道も利用すると高速道路料金を節約できます。
たしかに高速道路を利用すれば早く到着できるイメージがありますが、場所によっては移動距離が伸び、かえって時間がかかってしまうこともあります。
任意保険の保険料
事業用の車両は自家用の車両に比べて任意保険の保険料が高くなりがちです。
そのため、他の保険会社何社かに相見積もりをとり、任意保険を見直すのもよいでしょう。
収入が増えても、常識的な金銭感覚を持ち続けることが必要です。
軽貨物ドライバーは生活できない仕事ではない
軽貨物で生活できない原因や生活できる人とできない人の違い、軽貨物で生活していくためのコツなどについて解説しました。
さまざまな理由から現状生活できていない人もいるものの、軽貨物ドライバーは決して生活できない、稼げない仕事ではありません。
むしろ、スキルややり方次第では高収入を得られる可能性のある仕事だといえるでしょう。
大切なのは、失敗を次に活かし、毎日1つでも多く配達できるようになることです。
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軽貨物は稼げますが、契約解除になったら元も子もありません！
初回稼働前に、配達先を探したり、複雑な大規模マンションの配達の練習をしておきましょう。
配達の練習は出前館が最適です。
宅配で訪問する地域やアパートには必ず行きますので、先に知っておいた方がスムーズに配達できますよ。
たった1件で平均700円以上の報酬
出前館の配達アプリは、スマホの画面が消灯していると配達リクエスト受信時の音声が鳴りません！
つまり、配達リクエストに気付けないんです。（※オファー自体は来ます）
かと言って、5分以上もスマホ画面を見続けるのは退屈なので、「スリープ解除アプリ」を使い、楽して配達リクエストを待ちましょう。
画像のようにウィジェットを追加すると、タップするだけで画面の明かりがついたままになります！
画面が消灯しなくなるので、配達リクエストの受信音が聞こえるようになります。
後は、その辺で暇つぶししながら配達リクエストを待つだけ！
私や友人は以下の事をしながら待機していることが多いです。
- 買い物
- 自宅や車内
- カフェ
注文の一番多い時間帯であるランチタイム（11:00 – 13:30）とディナータイム（17:30 – 20:30）に配達するのが効率的ですよ。
配達バッグを持ってない方は無理に用意する必要はありません。
4,000円もする配達バッグは必要ないです。
下記のようなアルミ保温バッグが100円ショップに売ってますので、それで代用しましょう。
店舗から料理を受け取ったり、お客様にお渡しする際にバックは持ち込まないので、トラブルになることありません。
一人暮らしの方の注文が多いので、要領も小さめで十分です。
お金に余裕がある方は配達バックを購入しましょう。
車配達の方は下記の収納ボックスもおすすめです。
