密を避けて移動できるうえに、爽快感や解放感を味わえるバイク(二輪車)。
免許を取得したばかりの40代ライダーはもちろん、リターンライダーも、バイクを購入したときに
- バイクの任意保険の相場っていくら?
- 自賠責保険に入っているのに任意保険も必要?
- ファミリーバイク特約をつければいいんじゃない?
こんな疑問が沸くかもしれません。
40歳の250ccバイクの任意保険料相場から、任意保険や自賠責保険の特徴、全世代のバイクの任意保険と保険料を比較した結果などをまとめました。
この記事を読めば、どんなバイク保険に入るのが得なのかわかります。
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目次
40歳の250ccバイクの任意保険料相場は年額1~2万円
初めてバイクの任意保険に加入するとき(6等級)の保険料は年間で2万円くらい、20等級なら1万円くらいが相場です。

基本的には6等級から始まり、保険を使わなければ等級は毎年1つずつ上がり、保険を使うと1〜3下がります。
等級が上がると割引率が上がりますが、等級が下がると割引率が下がったり、割増率が適用されたりします。
40歳の250ccバイクの任意保険料の試算結果を一覧にします。
- 対人賠償保険:無制限
- 対物賠償保険:無制限
- 搭乗者傷害 :200万円
- 自損事故傷害:あり
保険会社 | 6等級 | 20等級 |
---|---|---|
チューリッヒ保険会社 | 17,680円/年 | 11,560円/年 |
アクサダイレクト | 17,730円/年 | 11,490円/年 |
AIG損保 | 35,370円/年 | 12,320円/年 |
平均 | 23,593円/年 | 11,790円/年 |
等級の影響が保険料に与える差は非常に大きいです。
40歳の250ccバイクの任意保険料相場は、6等級だと年間で2万円ですが、20等級だと半分の1万円にまで下がります。
自動車もバイクも同じような等級があるなら、自動車保険の等級を引き継ぎたいと思いうかもしれません。
しかし、残念ながら、自動車保険の等級はバイクの任意保険には引き継げません。

更に、バイクの任意保険には排気量区分もあります。
同じバイクというくくりであっても、125cc以下と125cc超の区分を超えての等級の引継ぎもできません。
クルマのすぐ脇ギリギリを猛スピードですり抜けるようなテクニックは封印し、安全な運転を心がけてコツコツ等級をあげていきましょう。
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バイクの任意保険の特徴
バイクの任意保険には自動車保険と同じような補償があります。
基本となるのは、以下の4つです。
相手の方への補償
- 対人賠償保険:他人を死傷させたときの治療費や慰謝料などを補償
- 対物賠償保険:他人の所有する車両や家屋などを壊したときの修理費用などを補償
自分自身や同乗者への補償
- 人身傷害保険:搭乗中の事故によるケガや死亡時に支払われる
- 自損事故傷害特約:単独事故や、相手に過失のない事故によって死傷した場合の補償
後述する自賠責保険で補償しきれない金額を補償するためのものなので、相手方への補償は基本的に無制限を選びます。
自分自身や同乗者への補償は治療費や休業損害なども含めて実損額を幅広く補償できます。
保険料を安くしたいなら金額は抑え気味にし、選択できる下限金額の200万円程度を選ぶのがおすすめです。
その他、バイクが壊れたときの⾞両保険、借りた車を運転しているときも対象になる他⾞運転特約などがあります。
保険会社や特約によってはロードサービスやレッカーサービス、示談交渉などもしてくれます。
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バイクの自賠責保険の特徴
バイクを運転するときには、必ず自賠責保険に加入しなければいけません。
自賠責保険で補償されるのは、対人賠償の「一部」です。
「一部」としたのは、支払限度額が決まっているからです。
- 死亡:3,000万円まで
- 傷害:120万円まで
- 後遺障害:75~4,000万円まで
保険料や補償される支払限度額は、どの保険会社であっても同じです。
軽2輪に該当する125cc超〜250cc以下のバイクの自賠責保険料は以下です。
保険期間 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 |
---|---|---|---|---|---|
保険料 | 7,100円 | 8,920円 | 10,710円 | 12,470円 | 14,200円 |
1年あたり | 7,100円 | 4,460円 | 3,570円 | 3,118円 | 2,840円 |
任意保険は1年契約ですが、自賠責保険は1~5年の中から選べます。
5年契約だと1年あたりの保険料が3,000円を切り、1年契約の半分を下回ります。
保険料を安く抑えるためには、5年契約を選ぶのがおすすめです。

任意保険に加入しないデメリット
自賠責保険しか加入していないと高額な賠償金が発生したときに、支払限度額を上回った分を自分で支払わなければいけません。

自賠責保険は相手の自動車・バイク・建物などへの賠償、自分自身のケガに対する補償もできません。
更に、任意保険に加入していないと、悪質なライダーは事故を起こしたときに禁錮刑になる可能性もあります。
2020年10月に、任意保険に加入していなかったライダーが禁錮2年の実刑判決を言い渡されました。
北海道新十津川町で起きたバイク同士の死亡事故です。
前車を追い越すために時速70キロで対向車線にはみだし、正面から衝突したことで相手のライダーが死亡しました。
出典:Yahooニュース
一般的には、死亡事故を起こしても刑務所に入る可能性は低いです。
任意保険に未加入であったため、十分な賠償がなされる見込みがないことも重視されて、執行猶予がつかず実刑となったようです。
出典:アトム法律事務所

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40歳の250ccバイクの保険料は安い
全年齢、全等級におけるバイクの任意保険の平均保険料は3万円弱だからです。
バイクの任意保険の平均保険料は損害保険料算出機構が公表している二輪車の保険契約台数と総保険料から計算できます。

20等級のベテランドライバーも込みのバイク一台あたりの保険料の平均は、3万円くらいです。
40歳で初めてバイクの任意保険に加入した6等級でも2万円くらいの保険料なので、40歳の250ccバイクの保険料はかなり安いことが分かります。
250ccのバイクはファミリーバイク特約が使えない
自動車の任意保険には、安い保険料でバイクの対人・対物補償がつけられる「ファミリーバイク特約」があります。
しかし、「ファミリーバイク特約」は250ccのバイクは補償できません。
総排気量125㏄以下の二輪車という条件があるからです。
250ccのバイクに乗るときは、別途、バイクの任意保険に入る必要があります。
自動車保険に入っているなら、同じ会社でバイクの任意保険に加入するのがおすすめです。
保険料の割引を受けられたり、ギフト券のプレゼントがもらえたりするケースがあるからです。

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40歳の250ccバイクの任意保険のよくある質問
黒ナンバーで入れる保険は?
下記6社です。
詳しくは下記記事でも解説しています。
▶関連記事:黒ナンバーの任意保険を安くする方法3選
▶関連記事:格安の黒ナンバー任意保険個人向けおすすめランキング6社【軽貨物】
黒ナンバーの任意保険を安くする方法は?
黒ナンバーの任意保険を安くするには、下記3つの方法があります。
- 保険等級を引き継ぐ
- 事故を起こさない
- 支払いを年払いにする
詳しくは下記記事で解説しています。
▶関連記事:黒ナンバーの任意保険を安くする方法3選
任意保険の等級を黒ナンバーに引き継ぐ裏技がありますか?
黄色ナンバーの軽自動車で納車している場合のみ引き継げます。黒ナンバーで納車した場合は等級を引き継ぎできません。
詳しは「【図解】黒ナンバーの任意保険の等級を引き継ぐ裏ワザ」で解説しています。
黒ナンバーの任意保険は即日加入できる?
即日加入できない会社が多いです。
理由は、不正な保険金請求を防ぐためです。
即日で加入できてしまうと、事故を起こした当日に加入して、保険金を請求できてしまいます。